屋根裏の夢想者

所詮僕が思っていることなんて、観察を超えた偏見や思い込みなんだ、みんなと同じく。

ここに来てから三番目に書いた詩と九番目に書いた詩(のようなもの)

異国の地では同胞がいないと嘆き

ふるさとでは馬鹿共しかいないと嘆き

 

一人のときは淋しさを覚え

友といるときは煩わしさを覚え

 

中にいるときは新しさを欲し

外にいるときは温もりを欲し

 

父といるときは口と耳を閉ざし

母といるときは口と目を閉ざし

 

生まれてくるときは"生"を渇望し

死にゆくときも"生"を渇望する

 

そしてその過程においても

常に"生"だけを追い求める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菓子箱の中がめちゃくちゃだ

 

あめ玉たちはケンカして

丸裸になって くっついちゃった

チョコレートは失業して

ヤケ酒飲んで 溶けちゃった

ビスケットたちは威張りあって

力自慢をして 砕けちゃった

ドーナツたちは失恋して

涙を流して ふやけちゃった

ふ菓子は自分の体が恥ずかしくて

隠れるように 縮んじゃった

残りのみんなも忘れ去られて

ふてくされて 湿気っちゃった

 

おしまい。

 

 

 

…お後がよろしいようで。

 


ハゲ一番