屋根裏の夢想者

所詮僕が思っていることなんて、観察を超えた偏見や思い込みなんだ、みんなと同じく。

若いって青い?

高校のころ、だんだんと学校内でバンド(ロック)を組む人が出てきた。もてるためなのか、純粋に音楽をやりたいと思ったからなのかわからないが、ぼくはひっそり「若気の至りだなあ」と思っていた。

 

若い時分はいろいろと無茶や冒険をしてみたくなる。両手を自転車のハンドルから離してみたくなる。屋上の柵から一瞬手を離してみたくなる。血や赤に興奮を覚えたりする。

 

先日ポールマッカートニーが来日して、ずい分盛り上げたらしいが、あの人も、もう若くない。4年前には『New』というなかなか密度の濃い素晴らしいアルバムを作ったが、それ以来新作は出していないし、やはりビートルズ時代の作品と比較すると一部の曲は詰めが甘いような気もする。

若い頃の作品にはたくさんのアイデアが詰まっている。オーケストラを操って日常を表現したり、架空のバンドに扮してアルバムを作ったり、SE(サウンドエフェクト)で曲を多様に色取ったり...

 

若いということと老いているということの、それぞれに良さとおもしろさがあると感じる。

 

日記やエッセイなどで今の自分が考えていることや興味のあることを書いて残しておいて、老いてから読み返すとおもしろいかもしれない。

 

 

 

 

『若』っていう字に草かんむりがついてるのは、青臭いからなのかな。

 

 

 


Tomorrow Never Knows - The Beatles